* ハッピースター 〜星に想いを〜 *

プチコミック7
月号増刊(2006年5月19日発売)




* MEMO *

ハッピーシリーズ、3作目です。
今回は、担当氏とのタイトル打ち合わせ時に
「2作続いたから、次もシリーズっぽくしちゃおう!」
と、ハッピー+サブタイという形で決定しました。
共通点はタイトルだけで
話も登場人物も、全然、関連性はないんですけどね(^^;

当初はもっと、真面目な主人公と軽い相手役の
掛け合いがメインのコメディーっぽい話を
想定しながらプロットをやってました。
が、キャラを煮詰める過程で、コメディー要素は消滅。
年齢も当初は年上君の話だったのですが
最終的に、初めての年下君にチャレンジしてみることに。

妙にコスプレ率が高い気がするのは
当初のコメディー脳内設定が
響いてしまっていたのかもしれません。
でも、絵的には、描くのがとても楽しかったです。
北斗君は、表情も多く見た目も派手なので
それだけで描き甲斐がありますしねv
ただ、服装から髪の色まで随時変化してしまうので
同一人物の目印に「ほくろ」を付けることに。

一方この話では、とにかく資料不足に泣きました。
TV局なんて、10年以上前に
某・○HKの見学者コースを回っただけの記憶が・・・。
昨年末、お台場に行ったときに
周辺観光だけでなく、中に入っておくべきでした。
幸い、学生時代放送部に所属していたので、当時の記憶と
あとは映画やドラマのメイキング系のDVDを
いくつかレンタルして、頭に叩き込みました。

当初主人公は、倫子(りんこ)という名前でした。
後半、源氏物語が絡んできますので
紫式部の恋人だったという説のある
藤原道長の、正室・倫子(りんし)から・・・
けれど、作中「染める」という単語が出てくるのと
光源氏の憧れの女性である藤壺→藤→とうこ
という連想から、透子という名前に変更。

一方で相手役の北斗の名前は、まんまですが
芸能人→スター→星
一年中見られる、北斗七星から頂きました。
芸能人が沈んじゃったら、演技悪いですし;;;
結構こういう、名前を考える作業は好きです